ファミリーTDL体験記 後編
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ファミリーTDL体験記 後編
(旧 2枚目後編)

○=直近の更新で追加・変更




初めての子連れの泊まりがけ旅行はやっぱり東京ディズニーランド。というわけで今回は車でインパークしました。
メンバーは私、妻、みっき〜(2歳〜3歳)、みに〜(女の子・乳児〜2歳)です。必要に応じて、別行動をとったところもあります。
また、子供の年齢が記事によってまちまちですが、気にしないでね。


イッツ・ア・スモールワールド
2003年のクリスマスバージョンが好評だったことから、ハロウインバージョンが出来たと聞き、早速見に行きました。
待ち時間は1時間。やっと中に入ると、奥からブーイングの声が聞こえてきます。不審に思いつつも、帰るわけにもいきません。みに〜を抱っこし続けていた腕がつりそうになった頃、やっとボートに乗れました。

何じゃこりゃ。全部の人形の顔にカボチャをかぶせただけです。あの並んだ時間は何だったんだ。



空飛ぶダンボ
珍しく空いていたので、みっき〜と乗ってみることにしました。
座席の前面には、上下に移動するためのボタンがあります。実は、事前に読者の方からあるコマンドを教えてもらっていました。
「上・上・下・上・同時・下・同時」と押すと、ダンボの鼻から水が噴き出すのです。
水の勢いはすさまじく、並んでいるゲストはずぶぬれ、みっき〜は大喜びです。
(コマンドが変更になっていたらごめんね)



キャッスルカルーセル
事前の情報では「機械が故障したため、クローズ」とのことですが、なぜかゲストが並んでいます。
私たちも乗ってみようとしてびっくり。
本物の馬が数十頭、カルーセルの回りをぐるぐる回っていました。ゲストを乗せて。



ベイビーマイン

以前は「ティンカーベル・トイショップ」としておもちゃを扱っていたのですが、店名変更とともに赤ちゃん用品専門店として生まれ変わっていました。
ベビー服や哺乳びんなんかは当然ですが、クーハンやベビーベッドはもとより、こいのぼりやひな人形なども所狭しと飾られています。
パーク内でベビーベッドが買えるのはここと、カントリーベア・バンドワゴン、ガラスの靴だけです。「ガラスの靴」では世界にここだけというガラス製のベビーベッドが手に入ります。

さらによく見ると、こいのぼりには丸くて大きな耳がついていました。
また、ひな人形は、お内裏様はミッキーマウスやプーさん、バズ・ライトイヤーなどの男性キャラ、お雛様はミニーマウスやシンデレラ、歴代アンバサダーのなかから好きなキャラクターを組み合わせるという、実にマニア思いのシステムになっています。



パークの風景
ベビーカーに飽きたみっき〜。ベビーカーを降りて脱走しました。私が後を追って、追いついたところはゲストが全くいないところ。どうやらバックスペースに迷い込んでしまったようです。
バックスペースの道路にバスがやってきました。キャストを各テーマランドに運ぶためのバスで、中にはガンマンやら宇宙飛行士がいっぱい乗っています。
バスが、私たちから少し離れたところで止まりました。降りるのに手間取っているのは我らがアイドル、ミッキーとミニー。ここからキャラクターグリーティングにでかけるのでしょう。
バスの扉が狭いため、頭がつかえてしまっているのです。
私とみっき〜は駆け寄って、引っぱり出すのを手伝ってあげました。こんな風に、優しい気持ちで自然にゲストが手伝える雰囲気もパークの魅力です



プーさんのハニーハント
今回は4人家族でチャレンジ。4人だとポットひとつ独占できるので、ちょっと得した気分です。
ティガーのジャンプやプーさんの夢につきあわされ、最後に見た光景が気になりました。
プーさんがはちみつの池の中でおぼれているシーン。あれではプーさんは皮膚呼吸できずに命を落としてしまいます。みに〜も0歳ながら心配そうに見ていました。
ん??、0歳??ハニーハントは1歳からしか乗れないはずでは。どうして0歳児が??

実は乗る前にこんなやりとりがあったのです。
「その子、おいくつですか??」「1歳です」
「えっ、私には0歳にしか見えませんが」
「まあまあ。年齢詐称ならお宅の親分さんの方が上手でしょ。」「・・・・・・・・・・」

ここの大親分、Walt Disney氏は16歳の頃「私は17歳です」と年齢を偽って、17歳から入隊可能な救急部隊にまんまと入隊。第一次世界大戦に参加したという話に拠ります。



グーフィーのはずむ家

規定身長以下でないと体験出来ない、大人にとっては残酷なアトラクションですが、子供にとってはパラダイス。早速中に入ってみました。子供のお供として。

入るとすぐに『ここではきものを脱いでください』と書いてあったので、ズボンとシャツを脱がせているとキャストが「靴だけでいいんですよ」
私「『ここでは、きものを脱いでください』と書いてあるじゃないですか??」
キャスト「『ここで、はきものを脱いでください』なんですが。あら、トゥーンがいたずらして句読点が取れちゃってましたね。すみません。」



ガジェットのゴーコースター
天才科学者ガジェットはリサイクルの名人。ドングリでジェットコースターを作ったり、マッチ棒や櫛で橋を作ったりとその天才ぶりをいかんなく発揮しています。
聞くところによると、パーク内の廃棄物は一旦ここに集められて、使えるモノは使うとか。
「でも、ゲストの食べ残しまではここに来ないでしょう」とコースターを楽しんだ私たち。
「そんなことはないですよ」とピンクの服を着たかわいらしいガジェットが答えてくれました。
「食べ残しでも、立派なキャラクターが作れますよ。ほら」といって指さした先には・・・

「ぼく、顔が残飯で出来ている『ザンパンマン』。残り物の種類で顔が毎日変わるんだ。ちょっと臭うのは我慢してね。ザーン パーンチ」



ジョリートロリー
世界のアイドル、ミッキーマウス先生がご利用なさる電車、ジョリートロリー。
乗ってみてびっくり。ふかふかのリクライニングシートに、二重窓の室内は暑さ寒さを全く感じさせません。
トイレはウオッシュレット完備、洗面台には世界の一流化粧品が並んでいます。
最高速度は時速285km/hなので、一瞬で反対側の駅に着きます。

すごーく立派なのはいいけど、何か楽しくない。「どうしてこんな風に変えちゃったんですか」と思わずキャストに質問すると、「少し前に、あるホームページにこんな事書かれましてねぇ。担当者が全員しょげちゃったんですよ」と、タブレットノートを見せてくれました。その画面には・・・・


世界のアイドル、ミッキーマウス先生がご利用なさる電車、ジョリートロリー。
ところが乗ってみてびっくり。粗末な板張りの椅子に吹きさらしの車内。もちろん、トイレや洗面台もついていません。おまけに、屋根の上に大きなねじがついているところを見ると、ゼンマイ動力なのでしょう。
列車が動き出すと、とても交通機関とは思えないほどよく揺れます。スピードもゆっくりで線路端のお花を摘みに降りて、またすぐに乗れるぐらいです。

「○ゅん○ゅんのホームページ・ピンクのページ」




トゥーンパーク
みっき〜とみに〜、やっとベビーカーから解放されました。トゥーンパークでは、転んでも大丈夫なように柔らかい素材でいろいろ作られています。
のびのびと遊ぶ子供たち。カメラを構えて写真を1枚撮り、回りを見渡すとそこには異様な光景が広がっています。
大勢のパパやママが、皆それぞれカメラやビデオを持って自分の子供を追いかけています。子供の相手より、機材の相手をしている感じです。
他人の振りみて我が身を振り返りました。今は子供たちとの触れ合いの時間。カメラを片づけ、一緒に遊んであげることにしました。



ロジャーラビットのカートゥーンスピン

ハチャメチャタクシーを堪能し、タクシーを降りると前にいたゲストが「さっき、床に黄色い液体がまかれていたみたいだけど、あれ何ですか??」とキャストに。
「あれは『猛毒ディップ』ですよ。」

バタン!!
そのゲストは卒倒してしまいました。
真っ暗なところを走る交通機関の中に猛毒を撒く。ディズニーも冗談きついなぁ。



グランド・レースウェイ・サーキット

21世紀になって初めて訪れたのですが、相変わらず轟音とともに。ガソリン臭い煙をもくもくと出して走っています。
爆音が苦手なみに〜と妻は観覧席に、私とみっき〜が乗車しました。
コースの一番奥、車の少ないところ。私たちの前の親子連れの乗った車が急に路肩に停車し、ゴムホースを排気管にあてて、反対側を口にくわえました。

「まさか」。私とみっき〜も車を路肩に寄せて飛び降り、私は母親を、みっき〜は同年代の女の子を排気管から引き剥がしました。
「死にたかったの、ほっといてよ!!」
「ふざけるなよ。こんな所で死なれてたまるか。パークは生きる力を与えてもらうところ。死ぬなよ!!」
「うわーん」

キャストも集まってきました。泣きじゃくっている問題のゲストが話すところによると、ストレスが高じて、命を絶とうと有害な排気ガスがもくもく出ているこのアトラクションに一番にやってきたとのこと。
「とにかく、パークを回ってみてください」
連絡を受けたのか、大勢のキャラクターが現場にやってきました。これから付きっきりで一緒に回って親子を監視、ではなく、今日のことを楽しい思い出に変えてもらうようにするようです。
ほら、子供のはち切れそうな笑顔が・・・・・



プラネットM

ここは「TDL情報 しゅんしゅんのホームページ、公式推薦商店」の指定を受けている、便利ですいている由緒正しいショップです。
おまけに、たばこ・切手・傘・ポンチョ・レインコート・紙おむつ・ポケットティシュ・ストッキング・フィルム・電池・フォトエキスプレスの受付がすべてそろっているのはここだけです。
その品揃えの凄さはハンパではなく、たばこは「マイルドニコチン」と「タールライト」のなんと2銘柄、切手は1円切手から10000円切手まで、紙おむつは赤ちゃん用の他 大人用アテントの3Lまで全サイズ、ストッキングはこども用50サイズから7Lまでの各種、電池は単5電池から車のバッテリーまであるので、バッテリー上がりの心配も無用です。
ただ、みに〜のストッキングを買おうとしたら、豹柄のしかなかったのが残念。


スターケード

なつかしいゲームもある、ということで入ってみました。インベーダーゲームやピンポンゲームに興じていると、みっき〜の姿が見えません。
UFOキャッチャーでもしているのかと探してみたら、なんと脱衣麻雀のモニターをのぞき込んでいたので、すぐにひきはがしました。
ちらりと見てみると、着ぐるみを着たキャラクターを脱がすゲームのようで、着ぐるみの枚数が多いため、なかなか最後までたどり着けないようです。


ショーベース

以前は「ショーベース2000」という未来を指向する劇場だったのが、2000年を目前にして「ショーベース」と ただのショーをする場所になってしまいました。ネタ切れなのか、前座には観客まで登場させる始末です。
そのことを責任者らしいキャストのいる前で話していたら、「今、未来に向かって名前が変わるところです。もう少しすると、看板屋が新しい看板を持ってきますよ」と声をかけてくれました。

来ましたよ〜、新しい看板。そこには『ショーベース20000』と大書されていました。これであと1万8千年は使えることになります。



ソフトランディング

フローズンヨーグルトのおいしい店、ソフトランディング。2階にあるので、みんなで行くよりは、と妻が2階に上がり、私と子供たちは階段の下でお留守番。
さて、妻が4つのフローズンヨーグルトを抱えて降りてきましたが、そこでひと騒動。
みなそれぞれ「プレーン」「バナナ味」「白ブドウ味」「甘酒味」を注文したのですが、どれがどれだか、分からなくなってしまったのです。
近くにいた別の家族連れも同じように騒いでいます。「イチゴ味」「さくらんぼ味」「梅干味」が分からなくなったそうです。



ディズニー&カンパニー

みに〜が「ぬいぐるみがほしい」というので、ぬいぐるみがたくさんあるこの店に入りました。
中では、ゲストがぬいぐるみを取っ替え引っかえ 手に取っています。どれも同じでは??と思ったら
「品種改良で、ぬいぐるみそっくりのネズミやアヒルが開発されて、ぬいぐるみの中に混ざっているみたいですよ」
と他のゲスト。つまり、皆さんは新種のネズミやアヒルを引き当てるために探し回っていたのです。
こりぁ大変です。うっかり動物を引き当てるとマンションでは飼えないので、ぬいぐるみの方を探し当てなきゃ。


ディズニーギャラリー

今回の展示は「楽しい個人ホームページ展」。
パソコンがずらりと並び、世界中のディズニーファンの個人ホームページを紹介しています。
さて、展示室の一番奥に、ヴィランズ風のおどろおどろしい装飾がしてあるコーナーがあり「激ヤバ!!お子さまはご遠慮下さい」の表示が。
おそるおそるのぞき込むと「TDLのおはなし しゅんしゅんのホームページ」の文字が。わーん、ひどいや



れすとらん北斎

パークを回るのに忙しい私たちですが、和食が食べたくなってれすとらん北斎へ。
「鰻(うなぎ)のひつまぶし定食」を頼もうと思ったのですが、私と妻がちょっと席を立ったすきにキャストが注文を取りに来たので、みっき〜とみに〜が注文してくれたとのこと。

で、運ばれた料理を見て「あれ??」と思いました。どんぶりご飯に鰻がまぶしてある他は、カニの足が殻ごと10本、ナメコのとろろ漬け、それに、山盛りの皮付きの落花生。
とろろに浸したナメコはつるつると滑り、なかなか箸は進みません。妻はカニをほじくるのに夢中だし、子供たちはせっせと落花生の皮をむいては口に運んでいます。
キャストに「なんでこんなに時間のかかるものを出すの」と尋ねたら
「メニューはしっかりご覧になりましたか???。お客さんの頼まれたのは『ひつまぶし(櫃まぶし)定食』じゃないですよ『ひまつぶし(暇つぶし)定食』なんですよ。」


マジックショップ

ワールドバザールの交差点から少し入った所にひっそりとたたずむ手品用品の店です。
今日の奇術師は、木の葉を頭の上に載せ、お札に変えるというマジックや、巻物を口にくわえてカエルに変わるマジックを披露してくれました。


ビーバップ・ポップ

ここでは、1950〜1960年代のアメリカの流行を再現したカジュアルなグッズを売っています。
みっき〜が「パパ、これカッコイイよ」と『当時使用されていたバッグを忠実に再現した』という触れ込みのバッグを持ってきてくれました。
「昔の人はこんなカバンを使っていたんだ」と感慨に耽っていると、それぞれのポケットに妙な説明が付いています。
「携帯電話ポケット。折り畳みにも対応」「このポケットはCDやDVDを入れるのに最適です」
おいおい、1960年に折り畳み携帯電話やCDがあるものか。


コンフェクショナリー

ワールドバザールの交差点にある大きなお菓子屋さんです。相変わらず修学旅行や卒業旅行の女子学生で混んでいます。私たち一家も、人混みは気になったものの、お菓子も気になるので店内に突入しました。
ところが、私たちが入った直後から店内の人混みは次第にひどくなり、とうとう身動きが取れなくなりました。子供たちはぎゅうぎゅう押されて泣き出しました。店の奥からは「これ以上店に入るな」という罵声や「たすけてー」という悲鳴も聞こえ、フロアには鮮血が筋となって流れています。

将棋倒しの危険があったので買い物をあきらめ、人混みをかきわけてやっとのことで外に出ました。命がけで子供を守った私たちは疲労困憊、ぼろ雑巾のごとく地面に這いつくばって息をきらしていると、女子学生のグループが子供を介抱してくれました。お礼かたがた話を聞くと、兵庫県明石市から来たとのことでした。彼女たちは中の様子を見て震えていました。
その後、セキュリティーによって店は閉鎖されていました。



キャラクターグリーティング

前回はカマンベールチーズの串刺しでキャラクターを集めたのですが、今回は食べ物持ち込み禁止という壁に阻まれました。
やむなくみっき〜やみに〜をけしかけることにしました。みに〜もはいはいで近づこうとしているのですが、小・中学生のオバタリアンJr軍団に阻まれ、なかなかキャラクターにとりつけません。
そもそも、ゲストの数に対して、キャラクターの数が少なすぎるのです。そこで、ミッキーマウスたちのためにと、キャストにユ○ケルを1箱 言付けておきました。これで次回来たときは二人の子供たちが相手をしてくれることでしょう。



エレクトリカルパレード・ドリームライツ

前作の「ファンテリュージョン」とは違い、人垣の後ろからでも楽しめるということで、パレード直前にパレードルートに着きました。
そして、音楽とともに現れたパレードを見てびっくり。
先頭の妖精、ブルーフェアリーははるか頭上にぽつんと見えるだけ。そのあとのフロートも巨大なものばかりで白鳥も胴体が目の前を通過する感じだったし、バズ・ライトイヤーのロケットに至ってはパークの空を飛んでいます。
プーさんにいたっては、ゲストから見えにくいのをいいことに、ひとりだけはちみつを舐めていました。
私たちは首がいたくなりました。地べたに座っているゲストはレジャーシートの上に寝ころんで見ています。
こりゃ、パークの外から見た方がよかったかも。



リゾートクルーザー
ベイサイド・ステーションで待っていると、ネズミ色の古くさいバスがやってきました。照明も薄暗く、シートも以前のふかふかの布張りから固いビニール張りになり、しかも座れるゲストが少なくなっています。それでいて、運転席にはエアバッグがしっかり付いているのですから噴飯ものです。
私も、子供を抱えてすわりました。これは「エアバッグ」ではなく「チャイルドバック」といいます。



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