TDS編
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○=直近の更新で追加・変更






モノレール

モノレールの先頭部には運転席の代わりに、8人掛けの前向きの座席があります。
座席には注意書きがあり、「モノレールが故障した場合は、みなさんで力を合わせて他のゲストを安全なところに導いてください」
足下を見ると、自転車のペダルが8人分。モノレールが故障した場合には「運転士気分」ではなく、文字通りの運転士になれるというわけです。

ただ、うちのかわいい子供たちに運転士もどきなんてさせられないので、早々に後ろの車両に退散しました。




ディズニーシー・プラザ

ゲートをくぐると、そこには巨大な地球儀。これから私たちが訪れる7つの海を象徴しています。
でも、なんか見たことあるぞ・・・・
そうです。赤道周辺に「UNIVERSAL・・・」という文字を入れると、ほら大阪のアレにそっくり・・・・


ヴェネツィアン・ゴンドラ (メディテレーニアン・ハーバー)

私たちと乗り合わせた学生風のグループの男女は、皆、声が大きく背筋のまっすぐな人ばかり。
ゴンドリエの話を楽しんだり、景色を楽しんだりしていたところへゴンドリエが「唄を披露します」
その時、一団のリーダーが細長い棒を取り出すと、勝手に皆で一斉に歌い出しました。「フニクリ・フニクラ」「オ・ソレ・ミオ」とイタリアの歌を歌っていましたが、最後になって「○○大学学歌」で締められたのには参りました。
ゴンドリエは真っ赤な顔をして突っ立っていました。



リストランテ・ディ・カナレット (メディテレーニアン・ハーバー)

ここはゴンドラを眺めながら食事が取れる本格派イタリアンレストラン(イタ飯屋)です。
「ゴンドラで行き交う人たちには『チャオ』と声をかけよう」とパーク側では呼びかけていますが、現実はそんなものではありませんでした。
「おまえたちのゴンドラ、沈みかけてるぞ。揃いもそろってデカいゲストばかり乗ってるもんだから」
「何よぉ、ほら、、料理にハエがたかっているわよ。私たちの方ばかり見とれてないでぇ。」

でも、このノリこそが本場のイタリアなんでしょうね。



ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ (アメリカン・ウォーターフロント)

1900年代のニューヨークの繁栄の象徴、高架鉄道。鉄道マニアの私としては、見逃すわけはありません。
重いベビーカーを担いで階段を登り、乗車口へ。他のゲストたちは電車に乗る前に靴を脱いで扉の前に並べます。まるで、明治時代の陸蒸気を彷彿とさせる光景です
中は、乗客同士背を向けあって座ります。ふと後ろをふりむくと、若い女性ゲストのうなじが妙に悩ましかったです。


ストリートパフォーマンス(アメリカン・ウォーターフロント)

アメリカン・ウォーターフロントのロータリーでちょっとした大道芸をやっています。ジャグリングに一輪車。中でも、マイケルというパフォーマーが格好良くて、みに〜と妻は見とれています。

大道芸が終わった後、女性キャストが「これで、この回のステージを終わります。ご静聴ありがとうございました」とアナウンスしたあと、別の女性キャストに「ねえねえ、私この後トイレに行って、その後でマイケルとふたりっきりでこっそり会うの」
えっ??。マイクのスイッチが切り忘れてあって、喋っている声が丸聞こえです
マイケルはあわててキャストのところに御注進に駆け寄ろうとしましたが、ズボンの裾を踏んで思いっきり転んでしまいました。
回りのゲストが落ち着いた口調でマイケルに言いました。
「マイケル、あわてなくて大丈夫だよ。あの娘は君と逢い引きする前に何かするって言っていたでしょ」



アンコール!! (アメリカン・ウォーターフロント)

ここではアルコールが飲み放題、なんてことはありません。
安心して中に入った私たち。子連れゆえに他のゲストに迷惑をかけることが心配で、会場のすみっこに座ります。
私たちの近くには、スーツを着た幹部とおぼしき人物が数人、ぼそぼそと話していました。
「どうだろう、ダンサーの中に『オーディオ・アニマトロニクス』を駆使したロボットが混ぜてあるんだけど、気が付いた??」
「いいや、全く分からないよ。人件費節約のためにいいかもしれないけど、リストラされるダンサーが気の毒だねぇ」
「大丈夫。メディテレニアンハーバーの『ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ』に受け入れてくれるように話をつけてあるから」



S・Sコロンビア号 (アメリカン・ウォーターフロント)

連日のように出航を祝うイベントが開かれているのに、なかなか処女航海に出られないコロンビア号。
行き遅れなければいいのですが。
レストランは行列だったので、私たち一家はデッキに出てみました。東京湾の眺めを堪能しながら、この船が東京湾から世界に旅立つことを語り合っていると、みっき〜とみに〜がいません。
あわてて探しに行くと、二人は船の舳先(へさき)にいました。みに〜が目をつぶって手を広げて立ち、それをみっき〜が後ろから支えるという有名なポーズです。お〜い、映画の二人は兄妹じゃないよ〜??


ディズニーシー・トランジットスチーマーライン アメリカン・ウォーターフロントドッグ (アメリカン・ウォーターフロント)

ケープコッドにあるこの乗り場では、今日も魚の水揚げのために大勢の漁民が威勢よく働いています。
あれ??、水揚げされているのは本物の魚だぞ??。しかも、魚はタラではなくもっと黒っぽくて大きな魚です。
近くにいる人に話を聞いてみると、悪質ゲストが数ヶ月前、ディズニーシーの海部分にブラックバスを放流したために大繁殖。深夜だけでは駆除しきれないため、やむなく、アメリカン・ウォーターフロントドッグの漁業設備を使って昼間もバス退治となったみたいです。
漁民姿のキャストたち、なかなかカッコイイですね。



ストームライダー (ポートディスカバリー)

東京ディズニーシーの誇る気象コントロールセンター、ストームライダー。天気を変えることが出来るという科学の粋を集めた大きな建物は、ポートディスカバリーの一角にそびえ立っています。
中ではいろいろありましたが、東京ディズニーシーの科学力に感動していると、後ろから「なーんだ、大げさな建物の割にはたいしたことないね」「この方がよっぽど使いやすいね」
後ろを振り向くと、めがねをかけた男の子と青いタヌキみたいなロボットが会話をしていました。
そして、そのロボットがポケットから取り出した薄っぺらなノートの表紙には『天気決定表』の文字が。
22世紀の気象庁が使っている道具にはかないませんね。
??



アクアトピア (ポートディスカバリー)

迷路のような水路をくねくねと動き回るのはラジコンの働きとのことです。
私は、乗るまえにネット上であるうわさをキャッチしていましたので、早速実験してみました。
アトラクションでは携帯電話の電源を切ることになっていますが、それを切らず、並んでいるうちに「アクアトピア乗っ取り」という個人の秘密サイトにアクセスします。
で、ボートに乗ったら、画面上の指示に従ってテンキーで方向を決めるのです。
すると、電波が混信してボートは自由自在。みっき〜とみに〜は大満足です。

で、アトラクションを出ると私のサイトの読者と名乗る人に会ったので、思わず喋ってしまいました。
そのあと、私たちは「ディスカバリーギフト」を覗いて、店を出てびっくり。
ボートがてんでばらばらに動いていて、収拾が取れなくなっています。
ゲストたちの手には携帯電話が握られているのは言うまでもありません。






ユカタン・ベースキャンプ・グリル(ロストリバー・デルタ)

ここでは、古代遺跡の発掘作業が行われているそうですが、大勢の歴史学者の発掘作業に対応するため、早朝には埋蔵品を埋める作業が行われているそうです。埋める作業の指揮をとるのは、「ゴッドハンド」の異名を持つ某考古学者の弟子たち。それを見守るのは、毎○新聞の記者たちです。

さて、中に入ると、形の違う机や椅子が雑然と積み上げられています。天井を見上げるとテント張りに裸電球がぶら下がっているという昔の飯場の内装そのままです。料理を注文し、出てきた器はアルミのトレイに、フライパンがそのまま出てきました。アルミトレイにフライパンなんて、今時の給食でも使わないのに。
近くにいた他のゲストたちと、「食器がフライパンなのは、調理器具を洗う水を節約するため」「10年で返しきれない借金があるので、経費節減」などと理由を語り合いました。見知らぬゲスト同士、すぐにうち解けるのもディズニーのテーマパークの魔法ですね。



ディズニシー・トランジット・スチーマーライン(ロストリバー・デルタ)

ここで、パークを巡っての船旅を楽しむことにしました。
船は次々と港を出発しますが、私たちの乗る船は薄汚れた一回り小型の船でした。
船に乗り込むと、探検服を着たキャストが「本日は、ジ・・・失礼しました。ディズニシー・トランジット・スチーマーラインにご乗船いただき・・・・」
さらに、トンネルをくぐろうとすると「わー、危ない!!!よけてよけて」

なんか変だな、と思いつつ降りて後ろを振り向くと船の屋根に「CONGO CONNIE」と大書してありました。 やられた・・・。
(意味の分からないかたは、アンダーラインのところにポインタを合わせてみてね)


ミスティックリズム(ロストリバー・デルタ)

このショーもリニューアルされたとのことですが、夕方、私たちがショーを見ようと訪れると、先ほどの回以後が当分中止になるとのこと。
がっかりしたみっき〜とみに〜は大泣き。
ハンガーステージ(会場)の中だけでも見たい、という私たちにキャストが中止の理由をこっそり教えてくれました。

今回のショーより、ジャングルの呪術師というダンサーが登場し、ゲストに催眠術をかけるようになりました。
催眠術をかけられることによって、ゲストはよりカリブ海のジャングル気分に浸れるのです。
今日も、ひもに吊した小さな水晶を振ってゲストに「あなたはカリブのジャングルに・・・」と術をかけていたそのとき、ひもがプツンと切れてしまいました。呪術師は思わず「このクソったれめ!!」
1000人近いゲストで満員だったハンガーステージは1週間使用禁止になってしまいました。もちろん、悪臭の換気のためです。




センター・オブ・ジ・アース(ミステリアス・アイランド)

「ネモ船長が自作したドリルマシン」で開拓した地底を巡るアトラクションですが、今日は紺色の制服に身を包んだ人の集団が大勢いました。
写真を撮る人や熱心にメモを取る人までいます。
一体どんな集団なのでしょう。
列が動いたとき、さりげなくのぞき込むと帽子に「M」のマークが。
なるほど、東京メトロの職員の方が視察に来ていたのですね。新路線建設のための。



海底2万マイル(ミステリアス・アイランド)

6人乗りのボートに、私たち一家と乗り合わせたのはお年寄りと3歳くらいの曾孫さんでした。
このお年寄りは太平洋戦争中、海軍の伊号潜水艦に乗務されて生き残ったとのことで、潜水艦は久々とのこと。
私も海軍の話は嫌いではないので、話に花が咲いていました。
ところが、アクシデントが発生したようで、潜水限界深度を超え、地上との交信も途絶え船は深海へ降下していきます。
みに〜が泣き叫び、妻とみっき〜が恐怖をこらえているのをなだめていると、件の元海軍さんはぶるぶる震えて顔は真っ青、冷汗まで出ています。曾孫さんも泣き叫びました。私は興がそがれるのを覚悟で、「これは演出ですから地上には必ず戻れますよ」と言うと少し収まりましたが、地上に着くなりキャストの胸ぐらをつかんで激しく揺さぶり、ボートにたたきつけながら何か涙声で叫んでいます。
さっきまで海底を潜っていた潜水艦に叩きつけられたキャストが全く濡れていないのはディズニーの魔法だからでしょう。
キャストの責任者やセキュリティがやってきて、私も証人として立ち会うことになり別室へ。
聞くところによると、元海軍さんの乗務した潜水艦がアメリカ軍に攻撃され、実際にこのような目に合い、命からがら潜水艦から脱出したという体験とオーバーラップしてしまったとのこと。
私が艦内での出来事を話すと、元海軍さんは無罪放免となりましたが、帰りがけにお詫びをしにきた責任者に「リアルすぎるし、乗る人数も少ないので、演出停止ボタンがあるといいですね」と言っておきました。


リフレッシュメント・ステーション(ミステリアス・アイランド)

ここでは、餃子ドックなる中華料理もどきを手に入れるために、30分以上並ぶとか。
妻が「並ぼう」と言ったので、私が「そんなのより、独身の頃、横浜中華街に二人で行ったときに食べた中華まんの方がおいしいよ。中華街、また行こうね。」
「えっ、何それ。私、しゅんしゅんと中華街行ったことないよ。誰と行ったの??」

しまったあ。怒り目をした妻をなだめるため、私一人が行列に並び、あとの3人は「ノーチラス・ギフト」へ。
そのあと、皆で餃子ドックを食べましたが、私のドックは青いレモンの味でした。


アリエルのプレイグラウンド(マーメイドラグーン)

夏は日照りがカンカン、冬は北風が吹きすさぶトゥーンパークとは大違いの子供のオアシス。屋根付き・冷暖房完備のフリースペースです。みっき〜はこういった自由に遊べる場所でおおはしやぎです。また、ただ遊ばせるだけではつまらないので、私たちは交代でブローフィッシュバルーンレースやワールプールに乗りに行ったりしました。
近くにいた小学生たちはガイドブック片手に「たまごが来るって書いてあったけど、どこだろう??」
たまごって、そんなキャラクターいたっけ???
しばらくすると、アラビア風のカッコいい青年がやってきました。
私はひらめきました。これは彼らの読み間違いで、ここに来るのは「玉子」ではなく、「王子」さま(エリック)だということを。

海底という設定の屋内テーマランド。まるで「全天候型遊園地」サンリオ・ピューロランドみたいに快適でした。


ジャンピン・ジェリーフィシュ(マーメイドラグーン)

水中のクラゲがジャンプするという設定の乗り物で、クラゲの形をした乗り物に乗ります。
私とみに〜がクラゲになりきって水中散歩を楽しんでいると、天井からお菓子の包みが下りてきて、手が届きそうです。私たちは手を出しませんでしたが、隣のくらげのみっき〜が手を出したら見事につり上げられてしまいました。
このアトラクション、キャストの間では「釣り堀」と呼ばれていて、休憩時間に釣りを楽しんでいるそうです。



スリーピーホエールショップ(マーメイドラグーン)

一旦外に出た私たちは、大きな鯨の形をしたお店を発見。早速中に入ろうとすると、みっき〜は大泣きして抵抗します。どうやら、鯨の餌にされてしまうと勘違いしたようです。やむなく、キャストに申し出て、お尻の穴から店内にいれてもらいました。こういったことはよくあるそうです。


キャラバンカルーセル(アラビアン・コースト)

今日はお盆休みということで、ちょっと並んだあと馬に乗ろうとしてびっくり。
白馬やジーニーに混じって、緑色の筒状の物体に足が4本、さらに前側にも緑色の筒が付いている棒状の物体が。
「これ、何ですか?」「これも馬ですよ。東洋風の」
ひどいなぁ、きゅうりで作った馬のレプリカなんて。まるでご先祖様の乗り物みたい。



アラビアン・コーストの風景〜幕切れ

これで全部のテーマランドを回った私たち。アトラクションを出て、ふと見上げると、ドーム形の屋根の向こうにシンデレラ城が見えます。
「しゅんしゅんさん、ジーニーなんかと浮気しないで私の所へ来て」とシンデレラのささやきが聞こえるような気がしました。
「シンデレラ、それは無理だよ。このパスポートでは君の所へ行けないんだ。」と私がつぶやいたとき、ピンク色の霧が私たち一家を包み込みました。


気がつくと、私たちは「シンデレラ城・ミステリーツアー」の列に並んでいました。
キャストが「このアトラクションは、暗いところがありますが、小さなお子さんは大丈夫ですか??」
お城に入ると、ヴィランズが「諸君・・・・・・」


そこには、いつも通り「東京ディズニーランド」を楽しむ私たち一家の姿がありました。





その翌日も、私たちはTDRを楽しもうとしたのですが、何と入場規制が。
そこで、しゅんしゅんとみっき〜はリゾート内の乗り物探検に出かけました.。
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