ファミリーTDL体験記 前編
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ファミリーTDL体験記 前編
(旧 2枚目前編)

○=直近の更新で追加・変更






初めての子連れの泊まりがけ旅行はやっぱり東京ディズニーランド。というわけで今回は車でインパークしました。
メンバーは私、妻、みっき〜(2歳〜3歳)、みに〜(女の子・乳児〜2歳)です。必要に応じて、別行動をとったところもあります。
また、子供の年齢が記事によってまちまちですが、気にしないでね。


ディズニーランドへ着くまで。

東名高速から首都高速道路に入ると、さっきまで眠っていた妻は「もうパークに着いたの??」。どうして??と尋ねると「このカーチェイス、アトラクションなんでしょ」傍らではみっき〜とみに〜が、1台追い越すごとにきゃあきゃあと大騒ぎ。
パパだけが冷や汗かいて運転しているのに。もう。


チケットブース
私たちは夫婦の分のチケットを買ったのですが、不景気のせいか、子供の年齢を偽って入るゲストがいるとかで、チェック・コーナーで確認を受けるように言われました。確かに、チェックコーナーには4歳かな??と思われる子供も大勢混ざっています。
どこからか、キャラクターが現れました。メリーポピンズやアリスなどフェイス系のキャラクターばかりです。
「それでは、お好きなキャラクターと写真を撮ったり握手したりしてくださいね〜」とキャスト。
子供たちは一目散にキャラクターに向かって駆け寄ります。すると、キャラクターが「どこからきたの??」「きみ、いくつ?」と子供に尋ねかけています。
そこで「ぼく4歳だよ」と言った子供は近くで待機していたキャストに首根っこをつかまれて、チケットブースで待つ親元のところに連れて行かれました。



レンタル・ベビーカー
パークでは、座席がリクライニングできないB型のみ借りられます。
レンタルコーナーに行くと、「松」「竹」「梅」「茸」の4種類があるというので、思い切って「松」にしてみました。
出てきたのは輪島塗に金の金具をあしらった、まさに工芸品とも言える逸品。座る部分には西陣織の座布団に、金糸でプーさんの刺繍が施されています。驚いたことに、4輪独立懸架のエアサスペンション付きで、背中の部分には電動マッサージまでついています。
キャストに「塗りの部分はぶつけないようにお気をつけ下さい」と言われてレンタルコーナーを後にしました。
途中、「茸」(きのこ)のベビーカーを見ましたが、木のフレームにござが巻いてありました。フレームに椎茸が生えていたのはいうまでもありません。



オープン○○シュ
私たちがパークの中に向かっていくと、後ろからゲストたちが阿修羅の如き様相で走りながら私たちを追い抜いていきます。私は、子供たちをかばいながら滝のようなゲストの流れに耐えていました。
ところが、そのゲストたちの様子が変です。右往左往しながら走り回っているのです。キャストに話を聞くと、オープンダッシュ対策で ファストパス発券機とショーの予約窓口の場所を日替わりで替えるようにしたため、ゲストたちが走り回って探しているためだとか。
私が偶然見つけたプーさんのファストパス発券機、今日はトムソーヤ島の洞窟の中にありました。


キャ○○○・ブレックファースト
朝食会場でいろいろと楽しい写真が撮れたりする、というので、大きなレストランに入りました。
食事をトレイに乗せて席に着くと、スーツ姿のキャストが「水をお持ちしましょうか?」とやってきました。続いて、コックさんが「本日のお食事のお味はいかがでしょうか」とやってきたかと思えば、カストーディアルが床に落ちているみっき〜の食べ残しを拾いにきました。さらに、バルーンベンダーが風船を売りに来たかと思えば、救護センターの看護婦さんが「お子さんの様子はいかがですか??」、茶色のつなぎを着た整備部のキャストが「テーブルのがたつきはございませんか」、しまいにはガイドツアーのガイドさんが「パーク内で分からないことはありますか??」
私が「キャラクターが全然来ないんですけど」。
ガイド「表の看板はご覧になりましたか?。本日は『キャスト♪・ブレックファースト』なんですよ」



ベビーセンター
ここは、おしめの交換や授乳など、赤ちゃんのケアをする人でないと入れません。
確かに、子供が多く、警備が手薄だと誘拐にはもってこいの場所なのでしょう。入り口には屈強な黒服の男性キャストが見張っています。銃を手にしていますが、「ウェスタンランド・シューティングギャラリー」のモデルガンであることは明らかです。
妻がみに〜を連れて先に入り、私とみっき〜が入ろうとすると「恐れ入りますが、男性の方のみのご入場はお断りしています」と銃を突きつけられました。おいおい、この子のおしめ交換だっちゅーの。
何とか中にいれてもらい、おしめ交換コーナーに案内されます。そこでは、おしめ交換台がずらりと並び、大勢のママさんたちが子供たちのおしめを替えています。
その中の一人が、「お父さん、大変ですね。よろしければ、私がお手伝いしましょうか??」これぞディズニーの魔法ですね。私は丁寧に辞退しサッと交換を済ませましたが、あまりの手際の良さにゲストが黒山のように集まって見ていました。アンコールに応えたりもしましたが、あまりの見物人の多さに、下半身丸出しのみっき〜は赤面していました。

交換コーナーを出て、(授乳コーナーにいた)妻たちと合流しましたが、「向こうの部屋が騒がしかったみたいだけど、なにかあったの??」



パークの風景
私たちがベビーセンターを出ると、向こうからガラスケースの乗っかったワゴンみたいなものがやってきました。白衣を着た医師らしき人や、看護婦の格好をした人など、ワゴンの回りには数人の人がいます。
すれ違いざまガラスケースをのぞき込むとガラスケースは保育器で、中には点滴やチューブも痛々しい生まれて数日の小さな赤ちゃんが。
その母親が言うのには『私、子供と一緒にインパークするのが夢だったの。もう、待ちきれなくて。これから、年齢制限のないアトラクションいっぱい回るの
いくら家族連れ大歓迎といっても、やりすぎだぞ。


○○○・アシスタンスカード
パークでは、通常の大人たちと同様の方法ではパークを利用しにくい人たちにも便利な制度があります。
その中のひとつがキッズ・アシスタンスカードで、キャストからそれを聞いた私たちは早速手にいれました。
特典としては、一部のアトラクションで行列が免除されます。対象となるアトラクションは、「ペニー・アーケード」「メインストリート・シネマ」「魅惑のチキルーム」「蒸気船マークトゥエイン号」「ミッキーマウス・レビュー」「トゥーン・パーク」「スターケード」と各テーマランドにまんべんなくあり、これらのアトラクションでカードを提示すると、並ぶことなく中に入れます。
また、お昼寝をしたい場合、入り口でキャストに申し出れば次の場所のベッドを提供してくれます。
・「スイスファミリー・ツリーハウス」の4階のベッドと5階のハンモック
・「蒸気船マークトゥエイン号」の操舵室の中にあるベッド
・「ミニーの家」のミニーちゃんのベッド
・「トムソーヤ島」にある、インディアンの家のハンモック
なお、「救護室」のベッドは病人用とのことで、このカードの提示では利用できないそうです。



カリブの海賊
このアトラクションをモチーフにした映画「パイレーツ・オブ・カビリアン」が公開されてからしばらく経ちました。
以前と何か変わったのでしょうか。
まず、入口では ジョニー・デップそっくりの「ジャック・スパロウ」、キーラ・ナイトレイそっくりの「エリザベス・スワン」などのフェイスキャラが。
もちろん、一番人気のキャラクターはどことなくベッカムの面影がある「ウイル・ターナー」です。

中は少しずつ変わっていて、ブルーバイユレストランとボートの間にはチキンに食らいつくエリザベスのオーディオアニマトロニクスが。ボートが落ちたあとの金銀財宝の山は少しだけ高くなっていました。近くのゲストの話だと、映画の使い残しの財宝を世界5パークで山分けして足したとか。(5パーク=香港も)
ボートがさらに奥へ進むと、骸骨が船によじ登っていますし、あれ??本物のラム酒の匂いまで。
海賊に変装したキャストがこっそり酒盛りをしていたのでした。



クリスタル・アーツ

ここでは世界中の海賊が集めてきた金銀財宝が販売されています。
古今東西の宝石やアクセサリーの美しさに目を奪われます。
棺の形をしたワゴンにはドクロの絵の付いた金貨が山積み。「特価 アンデスの金貨、1日限定882個」との札が。
「呪いがあるのでは??」というゲストの質問にキャストは「今日中に金貨にを付ければ呪いは解けます。後は洗っていただいて大丈夫ですよ」とにこやかに説明していました。
みに〜がどうしても欲しいというので一つ買い求めましたが、問題はをどうやって付けるか。
妻の方をじっと見たら「まだまだ先よ」。子供のみに〜も当分あてにならないので、私は覚悟を決めチケットホルダーのピンを自分の小指に刺そうとした瞬間、みっき〜がピシャリ、とみに〜を叩きました。みっき〜の手にはを吸ったばかりの一匹の蚊が。
さっそく、それを金貨になすりつけてアンデスの呪いは解けたのでした。


◎ この話の元ネタが分かった人・・・・・「パイレーツ・オブ・カビリアン」はお楽しみいただけましたか??。
◎ この話の元ネタが分からなかった人・・・・・映画「パイレーツ・オブ・カビリアン」を是非見ましょう。




千葉物産館・美術工芸
奥まったわかりにくい所にある当店は、非常にすいています。誰もいない店内で「さっきからみっき〜は座りっぱなしで大変だったね」などと話していると、キャストがあくびをこらえながら奥から出てきました。
「もし、よろしければ・・・」ということで私と妻とみに〜は3人で隣のシアターオーリンズへ。
ショーを堪能して戻ってくると、キャストはみっき〜に遊んでもらっていました。いや、その反対か・・



ジャングルクルーズ
ジャングルクルーズのボートは、お医者さんや探検家など、さまざまな職業の人の船を再現していますが、え〜っと思った船をいくつか。
☆保母さんの船(TENRYU TOMOMI)・・・おもちゃや遊具が所狭しとならんでおり、とてもジャングル探検とは思えない感じです。
☆肉屋さんの船(YOSHINO YOKO)・・大きな包丁やノコギリが並べられています。船もところどころ赤く染まっているのがリアルです。
☆葬儀屋さんの船(KANDA KEIKO)・・枕飾りや塔婆、菊の一輪挿し、鯨幕、お線香にドライアイスなどが積まれており、スキッパーは腰に画鋲の入った袋を吊しています。外観もこの船だけ立派なので、遠くからでも分かります。
☆ペットショップ(SUMIDA SHIZUKA)・・・ケージ(檻)の中に入っている犬や猫は本物で、希望するゲストは無料で持ち帰ることができます。(檻は有料) 動物は浦安保健所から提供をうけているそうです。
☆ランジェリーショップ(NAGARA NAOKO)・・・男子禁制なので、中の様子は分かりませんが、外から見るだけでも悩ましい船です。
☆医師の船2(ARAKAWA AYA)・・・WANBA WANDA号(医師の船)と対で動く船で、中は手術室になっています。そういえば、ここで急病人が出たときに実際に手術がおこなわれたことも・・・・




魅惑のチキルーム
ここはビジョナリアムなどと異なり、屋外の待合室。寒いなぁと思ったのもつかの間、熔岩をモチーフにしたという暖かいベンチにほっと一息。隣にカップルが座ろうとしたので、私がみっき〜たちを膝の上に乗せて間もなく、キャストが中年のおやじを連れてきて隣のカップルに席を空けるよう頼んでいました。
どういうことか、尋ねてみると「JIスト・アシスタンスカード」を呈示したおかげだとのこと。
たしかに、痔主さんには暖かいベンチが最高の場所とはいえ、こんなカードがあるなんて・・



ダイアモンドホースシュー・レストラン
スルーフット・スーのダイニング&ファン

三つ子の魂百まで。子供の時から正しい食事のマナーを身につけることが大切です。
ファーストフードばかりでは正しいマナーが身に付かないので、西部の街の大通りにそびえ立つ立派なレストランに入りました。
シックなインテリアで統一されたレストランでは2階の席に案内され、食事を取り始めると「みなさ〜ん、こんにちは」と女主人がステージ上で挨拶を始めました。
よそ見をしないように言い聞かせていると、突然、着ぐるみを着たキャラクターが現れました。
子供たちは食事そっちのけでキャラクターと遊んでいます。
ここの親玉らしいネズミのキャラクターに「食事の邪魔をしないように」と注意したのですが・・・・


ウエスタン・リバー鉄道  みっき〜のネーミングの秘密

汽車に乗ってはしゃぎ回る子供たち。そんな子供たちの様子を見ながら、みっき〜が誕生する前のことを思い出しました。

妻が妊娠中にインパークして、ウエスタンリバー鉄道に乗っているときの話です。
「ねえ、しゅんしゅん。お腹の子供、どうやら男の子みたい。名前何にする」
「女の子にモテるように『モーテマー』が良いんじゃないの」

「なんかピンと来ないわね。そうだ、それよりも『みっき〜』がいいと思うわ」

こうして、『みっき〜』が世に出ることになったのです・・・・・・。

◎ この話の元ネタが分かった人・・・・・あなたは相当なディズニーのファンです。
◎ この話の元ネタが分からなかった人・・・・・ウオルト・ディズニーの伝記を読みましょう




カントリー・ベア・シアター
陽気なクマさんが一生懸命歌を歌っていますが、それを見ているゲストは私たち一家を入れてわずか数人。
あまりのゲストの少なさに、クマさんも歌うのをやめ、トークになりました。
「奴がここに来るまでは、クマのアトラクションと言えば俺たちのことだった。」
「奴の所にはクマはたったの1匹、ぶちのめしてやるか」
「奴は今、著作権問題でもめているらしいぜ。うまくいけば、ここから追い出されるかもしれないね」
「まったく、2000年の夏までは私たちの天下だったのにね」

奴って、もしかしてのこと・・・?
(アンダーラインにポインタを当てると正解が出ます)


サンクレメンズ砦
トムソーヤ島に渡り、シェイクを飲もうと「サンクレメンズ砦」に向かうと何だか様子が変です。
中に入れないみたいだし、紺色の制服に身を包んだ大勢の男たちが砦を取り囲んでいます。
聞くところによると、鉄砲を持った5人の男が1人の女性を人質に砦に立てこもっているとのこと。
砦はインディアンの襲撃に備えた堅牢な作りだけあって、ちょっとやそっとでは突入できません。
ジュラルミンの大盾を持った紺色服の男たちは説得や放水を続けていました。

参考
↑↑↑
ポインタを当ててね


ホーンテッド・マンション
みに〜がぐずりだしました。どうやら、おっぱいが欲しいみたいです。そんなときは、ホーンテッドマンションがいい、ときいていたので、入り口のキャストに「授乳です」と申し出ました。
すると、行列を後目に脇のドアから案内され、待合室みたいなところで待たされます。その間キャストは電話に向かって「ミルクポジションお願いします」と告げていました。
「只今、赤外線カメラの監視係を女性と交代しますので、少々お待ちください」ということでした。少し待った後ライド(乗り物)へ案内されます。
「アトラクションは8分しかありませんので、その間にお済ませ下さい」とキャスト
定員の関係で、私とみっき〜は別のライドになりましたが、妻とみに〜のライドは前後3つずつ間隔を空けられ、しかもその両脇が女性ゲストのみのライドになるよう、調整されていました。

後で妻に聞いたところ、「少々暗くて揺れたが、落ち着いて授乳することができた」とのことでした。


パークの風景
妻がお手洗いに行っているとき、子供たちが「のどが渇いた」というので、ウーロン茶を買おうとしたらワゴンは大行列。
水飲み場の水はぬるくて塩素臭くて、吐き出しそうです。
妻もなかなかトイレから戻ってきません
そこに、ちょうどスーツを着た幹部クラスのキャストが通ったので、この点を抗議したら
「パークでは地球環境保護のため、排水の量を減らしています。トイレを少なくすることで、排水を減らします。飲み物を買いにくくすることで、ゲストがトイレに行く回数を減らしているんですよ」というお返事でした。


ピーターパン空の旅
ピーターパンの船に乗って寝室を出ると、眼下にロンドンの町並みが広がりますが、ずいぶん薄暗いのはナチスドイツの襲撃を心配したのでしょう。
それでも、このアトラクションは居心地がいいのか、色々なキャラクターが遊びに来ていました。
トムソーヤ島からはインディアン、ディズニーシーからは人魚たち、ジャングルクルーズからはワニさんたちも!!!。フック船長はワニさんに遊んでもらっていたようです。「ワニがチョキで・・・」



ビーバーブラザーズのカヌー探検
子供達が「乗りたい」とのことですが、3歳以下の子供一人に対し、大人は二人必要です。私たちが困り果てていると、消防士の一行という屈強なゲストがやってきて、一緒に乗ってくれることになりました。
マッチョな男性ばかりなので、カヌーは沈みそうですが、それでも、他のカヌーの倍はスピードが出ています。みっき〜はお兄さん達に遊んでもらって大喜びです。
さて、右手に開拓者の小屋が燃えているのが見えてきました。すると、消防士達はカヌーを寄せて全員で上陸。消火活動を始めました。
ですが、火はなかなか消えません。傍らではインディアンの子供達も集まってきて不安そうに見ています。すると、みっき〜はインディアンの男の子たちを集めてなにやら指示をしています。そして、特殊な黄色い液体を一斉に放水。火はあっという間に消えました。
消防士や子供達の救助のため、現場に停泊していた蒸気船のゲスト達も拍手喝采。みんなでトムソーヤ島に降り立ち、楽しいガーデンパーティが始まりました。





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