カップルTDL体験記 前編
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カップルTDL体験記 前編
(旧 1枚目前編)

○=直近の更新で追加・変更




ディズニーランドへ着くまで。

東京駅京葉線乗り場につくと、ものすごい人混み。3.4番線の快速電車は立っている人がいるので、私たちは、1番線のわかしお号という電車に乗り込みました。白と青のビビッドなボディにカップル用の2人がけシート。隣のホームの下品なオレンジや水色で塗られた電車がまるで家畜輸送車みたいです。
しばらくして私たちの電車が猛スピードでディズニーランドの脇を通過したとき、「まるでシンデレラ城が流れ星みたい。」と私がささやくと、彼女は・・・・・。

蘇我駅についたら、そこから舞浜駅まで快速でわずか26分てした。



ボン・ボヤージュ
久々に舞浜駅に降り立ち、パークに向かう途中に大きな洞窟があります。王国に入るために新たに作られた関所で「ボン・ボヤージュ」と言います。略すと「ボンボ」になりますが、「赤ちゃん本舗(ほんぽ)」とは関係ないようです。
関所のゲートをくぐると、人によっては通行料をむしり取られるといいますが、案の定、彼女も引っ掛かって通行料をはらっていました。まったく、パークに入る前からお土産買って、荷物どうするの??



  オープンダッシュ
開園と同時に大の大人が全速力で走る「オープンダッシュ」危ないですよね。 そこで、私たちは、あらかじめ用意したピンを一斉にワールドバザールへばらまきました。 ピンを拾っている人もいますが、足に刺さりそうになっているので、みなさんなかなか前に進めません。まるで忍者のまきびしを撒いたみたいです。そんなのを横目に私たちは人ごみを抜け、狙いをつけたアトラクションへ。やっぱり、日本にしかない「ミート・ザ・ワールド」オープンダッシュにふさわしいアトラクションです。



ミート・ザ・ワールド
息せき切ってミート・ザ・ワールドにたどりついた私たち、ロビーにいるのはカップルが一組と、初めてパークに来たという中年のおばちゃんのグループ。ドアが開き、中に入るときになって、カップルが「私たち、次の回でいいので、貸し切りにしてもらえませんか?」とキャストに頼んでいました。200人収容の劇場を貸し切りにさせる発想もすごいけど、それができそうなアトラクションもすごい。
内容は、常連の私たちには相変わらずのものですが、おばちゃんグループは「すごーい、人形が動く」「きゃー、座席が動く〜」「音楽がきれいね〜」と感心しまくっていました。
この後、感動しまくって気絶しなければいいのですが。
端っこの席に座ったカップルは膝枕で夢の中。朝っぱらから爆睡とは、何しに来たの??・・・・・

さて、このアトラクションができた18年前には、宇宙旅行は想像できてもインターネットの普及までは予想できなかったはず。
ましてや、こんな「ピンクのページ」のネタになろうとは誰が想像したでしょうか



ビジョナリアム

時空を自由自在に飛び越えるフォトドロイド、ナインアイ。何となく昔の斉藤由貴に似ているのは気のせいでしょう。
いつもここに通っている私は、親しい友人でもあるナインアイに頼み事をしました。
静岡県の自宅に行ってもらい、画面に映してもらったのです。台所のガスの元栓、閉めたかどうか。

ガスの元栓が無事に閉まっているのを確認したナインアイは、「しゅんしゅんさん、よかったねぇ」。さらに「せっかくだから、今日は面白いものを見せてあげる」と言って連れていってくれたところは。・・・
「ナインアイさん、ごぶさた」「今日はどうしたの??」「え〜、映ってるのぉ」
そういうと、ミッキーのかぶりものをあわててかぶり直すダンサー達の姿。どうやらここは、ダンサー達の更衣室だったようです。



スターツアーズ
その、宇宙旅行が楽しめるというので、入ってみました。『惑星ENDORを訪れ、星々を巡る旅』。ロマンチックなツアーに彼女を連れて行けば、もう、私にメロメロになるはず。そんな下心もあったりして。
宇宙船の内部は予想よりも狭いのですが、飛行機のエコノミークラスと割り切って我慢しましょう。
さて、パタンという軽やかな音とともに、宇宙船のドアが閉まりました。すると、ドア際にいた少年が泣き叫び出しました。アトラクションが怖いのかと思ったら、「こんなペラペラの宇宙船で宇宙に飛び出したら死んじゃうよ〜。やだ〜」機内食はおろか、飲み物も出てこないし、おまけにパイロットは新米で目的の星にはたどり着けませんでした。
ロマンチックなはずの宇宙旅行は台無し。精算所では、料金の払い戻しを求める乗客達が殺到していました。



ショーベース2000
ちょっと遅れて会場に入った私たち。前の方に席が空いているように見えたので一緒に入った家族連れと行ってみると、既に最前列に座っているゲストからじろりとにらまれました。家族連れの子供たちは怖くて泣き出してしまい、親御さんが方言丸出しで慰めていました。
会場の後ろの方に座り、その空席に注目していると、あとからやってきたゲストが前にいるゲストが手を振り合い、堂々と座っています。
「これが悪評高い○間パスポートの場所取りか」とぼんやり見ていると、キャストたちが「バックバージョンで」と連絡を取り合っています。
ショーが始まる直前「本日は、ステージコンディション不良のため、後ろ側でショーを行います。ゲストの皆さんは後ろを向いてご鑑賞下さい」
背もたれのない椅子なので、後ろ向きに座ることは簡単です。
おかげで、図らずも目の前でショーを見ることが出来ました。美人ダンサーと目が合ってしまうのがちょっと恥ずかしかったけど。


スペースマウンテン
宇宙船に乗るとき、大事なおみやげを振りとばされないよう、ひもで固く縛っておきました。(無重力の宇宙ではふわふわと浮いてしまいます)
到着したとき、ひもをほどくのに手間取っていると、宇宙船から降ろしてもらえず、ロケットは左手に回って、秘密の場所へ連れていかれてしまいました。



グランドレースウェイ・サーキット
まもなく21世紀。でも、未だに原付みたいにポンポンと走る旧式の車なの? と思っていたら、すごい豪華な車が出てきました。
なんでも、近々入れ替える最新型の試作品だそうです。

重厚なドアを開けると、中は革張りのシートに木目の内装。後ろにはベッドとシャワーもついています。もちろんエアコン完備で、森林の匂いがします。アクセルを踏み込むと、すーっと加速する感じ。さらに、運転席にはオーディオとカーナビがついています。
おっとっと。カーナビついていても、一体どこでつかうのかな??



ミクロアドベンチャー
ねずみが沢山出てきたとき、彼女は大騒ぎでしたが、「ディズニーランドにねずみはいるのがあたりまえだろ」とニヒルにキメてあげました。足はかじられなかったようですが、やっぱり固くて細い足の方がかじりやすいのかなぁ



イメージワークス
私たちの前に並んでいたグループは、スタジオに入ると、全員黄緑色のポンチョを羽織っていました。
そして、位置あわせのためにモニターにそこの様子が映し出されてびっくり。周りでは悲鳴が聞こえ、中には卒倒する人もいました。
そりゃそうでしょう。全員の首だけがふわふわと浮いていたのですから。



スタージェット
前後に2列に乗るスタイルで、前に乗った彼女はスティックでロケットの傾きを調整します。後ろに乗った私はどこを掴んだかって??。それは二人の秘密です



スカイウェイ
私のズボンのお尻の部分がほつれているのを発見しましたので、あわててスカイウエイにのりました。
下から見ると、乗っているゲストの下半身が見えないので、ちょっとしたトラブル対策には絶好のアトラクションです。彼女にほつれをなおしてもらっている間、私だけ景色を楽しんでいました。
このアトラクション、間もなく閉鎖となるようで、これが乗り納めとなりました。


トゥーンタウン ミッキーの家
この間の地震の為でしょうか。柱がひん曲がっていてとても危険な状態です。
それでも、好奇心を抑えられない私たちは恐る恐る中に入りました。
中はかなり広く延々と歩かされます。こんなに広いのならミニーと一緒に暮らせばいいのに。

あっそうか。子供が生まれすぎると大変なことになるから別居しているのかな??
彼らの旺盛な繁殖力は、俗に「ネズミ算」とか「ねずみ講」とか言いますよね。

さて、裏庭のムービーバーンでミッキーと写真を撮るとき、キャストは、カメラ1台につき、1回しかシャッターを押してくれないので、美男美女の私たちは不満です。そこで、プロ用のとっておきの一眼レフから、使い捨てカメラや日光写真機まで、カメラを10台持ち込みました。おかげで、10カット撮ってもらえました。



ミニーの家
世界のアイドル、ミッキーマウスと70年以上もつきあっていながらいまだに結婚の話すらしない、妖女・ミニー。
かわいらしい見かけとは裏腹に、冷蔵庫の中には賞味期限も定かではないチーズがつくねてあったり、ベッドは万年床、ケーキはローソクを立てたまま焼き上げるという いい加減な調理法と、家庭婦人の器ではないようです。
彼女に「私たちもこのカップルみたいに、このままでいようね」なんて言われたらたまらないので、さっさと通りすぎることにしました。



ドナルドのボート
彼女が「海もないのにどうしてボートが?」と聞いてきました。ここ浦安は、かつての漁村。昔、漁に使っていた船がこうして保存されているんだよ、と教えてあげました。



チップとデールのツリーハウス
大きな木がそっくり家として使われている彼らの家。インテリアもほとんど木でできています。
木で出来た家具や電化製品を眺めていると、急にお腹の調子が悪くなったので、トイレを拝借すると・・・
トイレットペーパーの代わりに木の葉が数枚置いてありました。


グーフィーのはずむ家
夢と魔法の国の一角に、妙に生活感のあふれる場所がありました。
夢と魔法の国には存在しないはずの洗濯物が雑然と庭に干してあり、庭には自給自足のための菜園、イヌの遊び場らしいプール。よく見ると、雨漏りでもするのか、粗末な板張りの屋根の上には傘や帽子が差し掛けてあります。
あまりにも気の毒なので、中は覗かずにその場を後にしました。



プーさんのハニーハント
ハニーハントを堪能した私たちがここを後にしようとしたとき、アライグマの帽子をかぶった4歳位の男の子がつまみ出されていました。なんでも、プーさんがデビー・クロケットと誤認するとはちみつの壺の中に隠れてしまうらしいのです。

ほら「わずか3つで、くま退治。その名を西部に轟かす」というデビー・クロケットの歌があるでしょう。



ピーターパン空の旅

もともとこのアトラクションは混んでいるのですが、今日はひときわ大勢のゲストが群がっています。
ただ、みなアトラクションの中に入らずに、看板の前にたむろしています。

そうです。今日は本物のティンカーベルがやって来て、ゲストに魔法の粉を振りまいているのです。
殊に、年輩の人が我先に群がっています。よく見ると粉をかけられた年輩ゲストはみな頭がふさふさに。
でも、生えてくるのは金髪。あと、どうするんだろ。



ピノキオの冒険旅行
4人乗りのトロッコ、私たちの後ろに座ったのもカップルでした。
男の方はいかにもプレイボーイといった感じ。ちょっとイヤなタイプです。トロッコがスタートすると、暗がりで男は女の子にささやいています。「結婚」なんて声が聞こえたころ私の後頭部に衝撃が走りました。
当たったのはたくましく70センチはある男の鼻。木の葉に鳥まで止まっています。
乗り物が出口につくと、半べそかいた女の子と男は別々の方向へ去っていきました。



白雪姫と7人のこびと
私たちのトロッコが途中で停止してしまいました。
何かと思って、聞き耳を立てていましたが、妙な衣裳を着た年輩の女性が手錠と腰ひもを掛けられ、白衣を着た人に連れて行かれました。
話を聞いてみると食品であるリンゴを変な液体に浸し、普通のリンゴと偽ったため「食品衛生法違反容疑」「毒劇物取扱法違反容疑」で保健所と警察の人に捕まってしまったそうです。
BSE問題や原産地偽装など、食品に対する消費者の目が厳しい時代。魔女とて許されることはないのです。



ミッキーマウス・レビュー
入口からロビーを覗くと、中はピンク色の悩ましい部屋になっています。
私はふらふらと誘われるように中に入りました。彼女も必死でついてきます。
悩ましかったのはそこだけで、次の部屋にはいると、前代未聞の立ち見の映画館。TDRの映画館は全席指定と聞いていたので大変がっかりしました。(後でキャストに尋ねたら、イクスピアリだけみたいです)
ふらふらになった私たちは、次の部屋でやっと座れました。私たちの目の前には小さな黄色のくまさんが。
これが噂の「くまのプーさんかぁ」私たちは妙に感心しました。あの人気者のくまさんがこんな場末のアトラクションではちみつも舐めずにちょこんと座っているなんて。感動しました。
「ぼくねぇ、将来、立派なアトラクションに引っ越すかも」とうれしそうに教えてくれたので「ここだと並ばなくても入れるけど、立派な新居に移動したら並ばないと会えなくなるね。しゅんしゅんはあまり並ぶの好きじゃないから・・・」と言ったら寂しそうな顔をしていました。



シンデレラ城ミステリーツアー
私たちの後ろに、黒スーツにサングラスのお兄さんたちが40人位並んでいました。後ろの方では「親分」「親分」という声が聞こえます。すぐ後ろにいた気さくそうな「子分」の方に思いきって話しかけてみると、この親分さん、勇者のメダルがどうしてもほしくて、子分39人分の費用を負担してインパークしたとか。たしかに、悪の大王と戦うグループは1グループ40人(20人の小グループ×2組)なので、グループを独占できる計算になりますが、親分に倒される怪物さんが何だかかわいそう。

私たちは親分とは別の組になり、見事に彼女は勇者(ヒロイン)に選ばれましたが、渡された武器を見て私は「なんじゃ、これ」と言いました。ただ重いだけのプラスチックの剣、というか完全におもちゃですね。
さらに、悪の大王と戦うのはヒロインに選ばれた彼女とかわいらしいキャストの女の子。こんな陣容ではまともに勝負できそうもないので、二人の運命に涙した私は二人を抱きしめ、手を握り、頬ずりまでしてあげました。それでも、キャストの女の子は悲鳴をあげているので、よっぽど悪の大王が怖かったのね。よしよし。

さて、戦いも済んで、お城の外に出ると今日はクローズ。私たちの後の組の親分ご一行が怪物たちを全部やっつけちゃったんだって。彼らが持っている豊富な武器で。



カラスの靴
ミステリーツアーを堪能した私たち、お城の通路にある店に入りました。
二人の来園記念に、とキャストに靴に名前を入れてもらいましたが、なんか形が変です。
3本の細い指が入る形になっており、私たちの知る靴の形とは全く異なります。
キャストにクレームを言ったところ「表の看板はご覧になりましたか。『ガラスの靴 』ではなく、『カラスの靴』に変わったんですよ」
名前入りなので返品も効かず、泣く泣く引き取りました。



白雪姫の祈りの泉
歩き疲れた私たちは、泉のほとりで休憩することにしました。白雪姫の石像の前で写真をとって、のんびり泉を眺めながら、「どの石像がだれ?」みんな真っ白なので、めがねをかけているドック(先生)、ひとりだけひげがないドーピー(おとぼけ)・・・あとはわかりません。ふうっ
さて、しばらくするとイタリア人と思われる子供がやってきました。ひもに磁石をつけたものを投げ入れていますが、ご愁傷様。日本のコインは磁石につかないんだよ。 トレビの泉に投げ込まれるイタリアの硬貨とちがって。



シンデレラのゴールデンカルーセル
華やかな90頭の白馬たちを眺めながら、ここの回転木馬はなぜ全部白馬なのか、を説明していると、彼女が「これ、本当に馬なの??」。
「そうだよ。何かおかしい?」
「馬って、もっと黒光りしているはずだし、ゼッケンも遮眼帯もついていないし・・・」
「・・・・・・」

そんな回転木馬、是非見てみたいものです。(どの馬が速いか投票したりして。)



アリスのティーパーティ
カップを回していると、彼女が「気持ち悪い」と言ったので、「すわ、妊娠か」とびっくりしてカップが回らないようにハンドルを押さえていました。カップを回さないようにするのって結構むつかしいです。はい。
(結局、食い過ぎだったことが判明)



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