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このような「ぐでたまのスマホケース」も簡単に作れます。


格安スマホのメリットやらデメリットは「スマホケースの作り方」の下 に書いていきますが、格安スマホの欠点の一つが「アクセサリーが少ないこと」

iPhoneを使っていたころは、ケースの種類がたくさんあり、選び放題だったのですが、格安スマホに替えてから、標準的なクリアケースすら店頭で見かけ ません。
クリアケースとともに、ブック型ケースをネットで取り寄せて見たところ……「これ、自作できるかも」と思いました。


最初に通販で取り寄せたブック型ケース。革の品質があまり良くありません。折れ目は破れそうだし、材質はテカテカしているし……これで 1500円ぐらい。
 
 

この会社では、各社スマホ共通の外側カバーと、プラ製のクリアケースの在庫をおいていて、注文があると貼りあわせて、カメラ穴とスピーカー 穴を開けて出荷しているようです。カバーとクリアケースをくっつけている両面テープがやっつけ感全開です。
(本体を取り付ければ隠れるところですし、両面テープそのものは高品質の製品を使用していました)


「これなら作れる!!」ということで、材料を買い集めました。
なお、自宅にミシンが無いので、ミシンを使わないで作ることにします。
  
まず必要なのは、クリアケース。
安いものを通販でまとめて購入し、送料を浮かせるのもいいかも。
機種はSHARP AQUOS SH-M01(格安スマホ事業者向け機種で、DOCOMOのSH-02Fと同じ外装です)


布とボンド。布は手芸用品店でハギレを購入。
ハギレとは、布の切れっ端のことです。カバン等に使えそうな厚めの布にしました。薄すぎると、ボンドを塗った時に跡がついてしまいます。
もちろん、気に入った布を切り売りで購入しても構いません。
そして、木工用ボンドは速乾性でないと仕事が進みません。

布を切り売りで購入する場合、長さは20cmあればできますが、柄の出方や失敗を考えると、40cmはほしいところです。
(切り売りの布の幅はたいてい1mぐらいと決まっており、購入者は長さをお店の人に告げて購入します)
シリコン系接着剤。ホームセンターで購入。
ホムセンで見た限り、布とプラスチック(ポリカーボネート)をくっつけられるのはこの製品だけでした。最後にちょっとだけ使います。
ち なみに、タイトルにあるようなキャラクターの布を使っても面白いと思います。

※キャラクターの布を使った場合、他人に商品として販売することができませんのでご注意ください。

スナップボタン。手芸用品店で購入。
スナップは糸で縫い付けるタイプと、専用の棒(右)で叩き込むタイプがあります。
取り付けるのに最初はコツが入りますので、本番前に一組無駄にして練習してみてください。

蓋を止めるのに、スナップ以外の方法として、マジックテープやマグネットもあります。


芯材の厚紙。100円ショップの品物で十分だと思います。

手芸の得意な方ですと「接着芯」を使用することもあるようです。


と、ここまでの材料費で、ちょっと上質そうなス マホケースを買える金額を上回ってしまいました。

それでは、制作にとりかかりましょう

まず、布を切るために使用する「型」を厚紙で作ります。この型 は基本的に使い回しができます。私はスマホケースを参考にしましたが、クリアケースの大きさを測って厚紙に転記してもいいです。。
(蓋ドメはオリジナルから変更します。以下参照。)

「型紙」を作ります。私は、型紙にどの位置の布がどのパーツに なるのか書き込んでおきました。(型紙は何度でも使えます)

字が汚いので、下で記します。
型紙の配置図。





布に型紙の形を写しとります。
余白を型紙の線から1〜1.5cm空けて布を裁断します。

ボール紙で芯地を作ります。(上の図で水色の大きさに切る)  見返し用は2枚作り、重ねて貼ります。

クリアケースを内側の取り付け場所に合わせてカメラホールの位置を決めて、穴を開けます。
(この工程があるのと、クリアケースで強度が出るので、本体側の芯地は2枚重ねにしませんでし た)

また、クリアケースにはカメラ穴とスピーカー穴が空いていましたが、私はスピーカー穴を開けませんでした。
というのは、この機種のスピーカーの音が悪く、特に高音部がシャカシャカいう感じだったので、スピーカーを紙と布で塞ぐ形にすれば、高音部のシャカシャカ 音が軽減されるので は、と思ったからです。(実際、その狙いは的中しました)
布にア イロンを掛けたあと、見返し側の芯地を貼り付けるとともに、本体の芯地を貼り付ける前にスナップホックのメスを付けます。
型 紙の線のとおりより、1cm程度小さくなるように折り込んでボンドで止めます。速乾性のボンドでないと、 しばらく押さえておくのが大変です。
(ボンドはヘラなどで伸ばしてください)

本体の内側のカメラホール部分の布を繰り抜いておきます。隠れ るところなので、ざっくりと、穴より大きめに繰り抜きます。
フタの外側と内側の間の線で折り、貼りあわせていきます。上下 のズレと皺にならないように注意して貼ります。本体部分の端はケースで隠れるので、ずれていても大丈夫です。
外側のカメラホールをくり抜き、布は内側に折り込んでボンドで 固めてしまいます。隠れる部分なので、内側はざっくりと。外の見栄えだけ注意してください。

貼り合わせ方を絵に書くとこんな感じです。
赤が柄、黄色が裏、網がボール紙です。
メスのスナップホックは右側のボール紙の下に隠れています。
スナップホックのオスは、実際には貼り付けてから付けます。


フタの部分にスナップホックのオスを取りつけます。間にケース を挟んで場所決めは慎重に行ってください。柔らか目の木の板の上で治具を乗せ、ハンマーで軽く叩きます。
(スナップホックが初めての方は1組無駄にして、布の切れ端などで練習してください)
プラスチックケースと布製のカバーはシリコン系接着剤で接着し ます。
シリコン系ボンドを説明書の記載通りに薄く塗り、クリアケースを内側の本体側(カメラ穴を空けた方)に取り付けます。ボンドの説明書に書いてある硬化時間 の間はそのまま放置してください。
これで、ボンドを一晩乾かして完成です。
こちらは最初に作った作品。内側と外側を別パーツで作っていま す。(ケースを貼り付ける直前)
スナップホックの金具は隠れますが、蓋の部分に継ぎ目が来るため、フタが厚くなります。



格安スマホで我慢してくれた娘のために、キャラクターの生地でマグネットホックを使って作りました。

「お父さんとお揃い」

(流石に私のはネタで、私の分も見せたら怒られましたが)







格安スマホについて


ソフトバンクのiPhoneから、biglobeのアンドロイドへ

7年弱の間親しんできた「iPhone」とお別れしました。

2016年2月、縛りの切れたiPhoneの機種変更を考えました。普通だとソフトバンクショップに行って機種変更すれば簡単に済むことなのですが、見積 もりを取ると、今まででも割高感があった通信料が更に高くなります。
便乗値上げの波に乗り、高止まりの様相を示している三大キャリア。もはや芸術品の域に達した高価なiPhone。
これから下の子にスマホを持たせることもあり、通信料の削減は喫緊の課題でした。

そこで、各社の「格安スマホ」を調べ、光回線で利用しているbiglobeスマホに変えました。携帯の回線はドコモで、機種はアンドロイド一択なので、 iPhoneとお別れというわけです。契約当時、biglobeで扱いのあった中で一番高額な「SHARP AQUOS SH-M01」にしましたが、それでもソフトバンク+iPhoneの半額程度になり ます。
そして、子供を家族会員にしてスマホを用意し、SIMを追加することで、かなり割安になりました。(SBのガラケーより安いです)


各社比較した中で、ワイモバイルは最悪でした。
親会社であるソフトバンクからのNMPに限って高額な料金が設定されており、下手をするとソフトバンクより高額になってしまうのです。
そして、格安スマホで有名な「イオンスマホ」も調べると少し割高でした。
ワイモバイルやイオンスマホは三大キャリア同様、実店舗でスタッフに気軽に聞けるのですが、その分割高になっているのではないでしょうか。

biglobeスマホの申し込みはパソコンから行いましたが、すでに会員なので、意外とすんなりできました。
豪華な販売店もなければ、店員による変なプランの押し売りもなく、意味不明なキャッシュバックもない、シンプルな申し込み作業に好感がもてました。



格安スマホにする前に、欠点やデメリットを……

と、格安スマホの回し者のようなことを書いてきましたが、決める前に次のことを注意してください。

対面でのサポー トを受けられない
biglobeの場合、専門の窓口はなく、WEBページを見て解決したり、担当者とのチャットやコールセンターで疑問点を解決する必要があります。私も WEBページを半日読み込んで調べました。


機種の選択肢が少ない、低性能(?)
メーカーは三大キャリアに義理があるのか、格安スマホ(MVNO)事業者向けには低スペックの機種や、三大キャリアの型落ちを提供したりすることもありま す。
種類が少なかったり、メーカーの偏りがあったりもします。
この辺も、カタログをよく読んで必要な機能がある機種を提供しているMVNO事業者を選ぶのもいいかもしれません。
逆に、普通にアンドロイドが使えれば……というと、台湾のASUSなど、新興メーカーのスマホがおすすめかも。

将来的には、Amazonなどの通販や家電量販店の店頭で好きな機種を選んで購入し、好きなSIMを付けられると良いのですが。


  


機種変更の際にやっか いなことがあるかも
日本で使われているスマホの多くは「マイクロSIM」または「ナノSIM」です。最初にナノSIMを手に入れると、次にマイクロSIMのスマホに変えたい 時にはアダプターを噛ませればそのまま使えます。しかし、逆の場合(マイクロSIMを持っていてナノSIMの機種に変えたい)は大変厄介です。
MVNO事業者に申し出ると3000円でSIMカードを交換してくれますが、事業者で切り替え手続きをした後、新しいナノSIMカードが届くまでの数日 間、電話が全く使えないというのです。
店舗があれば、その場で済む作業なのですが……
これを回避するためには、機種変更のたびに別のMVNO事業者にNMPするしかなさそうです。2年後に期待しましょう。

ケータイのメールアドレスが使えない
MVNO 事業者を利用すると、○○@i.softbank.ne.jp とか、○○@docomo.ne.jpなどのキャリアメールが使えなくなります。 もちろん、私の場合はプロバイダのbiglobeの他、Gmail、Yahooメールなどいくつも持っているのですが、携帯でメールを受ける人は迷惑メー ルブロックをガチガチにかけていて、結局、○○@i.softbank.ne.jpから送るしかない状況に陥りました。(実際、私の ○○@i.softbank.ne.jpもスパムがひどかったので、私もブロックをガチガチにかけていたのですが)
MVNOに切り替える際、関係する人に別のメアドを救済リストに入れて欲しいと頼むことになりました。


アクセサリが貧弱
iPhoneを使っているときはどこに行ってもケースなどのアクセサリが豊富に売られていましたが、アンドロイドは機種が多すぎるため、店ではほとんど選 べません。そこで、前述の「自作ケース」となるわけですが。
ただ、充電ケーブルは高価なライトニングケーブルではなく、一般的なUSB-Bケーブルで良くなったためその点は良かったです。

アプリの断捨離

iPhoneを7年使っていると、アプリもどんどん溜まってきます。昔やりこんだゲームなど、捨てるに捨てられないものもあります。 iPhone同士の機種変更なら、同じデータが引き継がれますが、iPhoneからアンドロイドとなると、引き継ぎはほとんどできません。
そこで、GooglePlayストアからアプリを取り直すのですが、一から取り直すとなると本当に必要な物だけになるので、ほとんど取り直しませんでし た。まあ、古いiPhoneをwi-fi環境下でiPod代わりに使えていることもありますが。

逆に、住所録はネットで広く知られている方法でまるごと引っ越しできてしまい、断捨離に失敗してしまいました。








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